言語聴覚士を志す上で、ざっくり大きく「成人」か「小児」、どちらの仕事に就きたいかを一年生のうちから自分なりに考えておいた方が良いようです。実習に行くのにも希望出せたりするみたいですし。
小児は主に発達障害という、実際の年齢よりも発達がゆっくりのお子さんに対して、言葉をうまく話せるようになる為のお手伝いをするお仕事(習いたてのchishiki)です。
その小児のお仕事の中で、言語発達の遅れの有無や段階、原因などを調査するのに行うのが「診断」です。
その診断方法がですね。とにかく多い。
遠城寺式とか新版K式とかオギノ式とか(間違いはどれでしょう)やっぱりその子の成長に関わるものですしルールもめっさ細かい。当たり前だけども。
一緒にオモチャを使って遊ぶ中で、身体能力とか興味を示すものをチェックしたり、絵が書いてあるカードを見せて「これは何かなあ?」と聞いて、「りんご」「猫さん」とか答えてもらったりする中で、発音とか理解度とかをチェックさせてもらって、発達の段階をチェックしていくのですが。
これさ、もしその子が、その診断シートの項目に書いてある「ボール遊びが出来る」とか「自分の名前と年齢が言える」とかが、実際は出来る子だったとしてもさ、
私のことを「なにこいつー?生理的に受け付けないんですけどー」とか思われちゃったら、今日日のヤングは名前なんて個人情報を見知らぬおばはんなんぞに教えてくんないだろうし、ため息吐いて斜め右下を眺めながら髪の毛を人差し指でクルクル弄ぶばかりで私とボール遊びなんかしてくんないだろう。
『おもんないレッテル』を貼られてしまったが最後「あーあー、その絵の黄色いもんがバナナなんは知っとうけども、こいつと喋っとっても何もおもんないわ、無視無視」とかも余裕でありうる。
今の私には平成20年代生まれのナウでヤングなキッズの心をキャッチするスキルは皆無であり、その子の正しい発達の段階を知ることなんて絶対無理だと思うのです。
その点、その道ウン十年の先生はプロ。
もう子供達のカリスマ、教祖。
みんなニッコニコで、先生とやりとりしてるのすんごい楽しそうなのです。なんなんだこの違いは、ハーメルンなのか、私も笛があればああなれるのか。
検査の練習をお願いした友達の子供から検査用紙で頭ぶん殴られつつ、子どもの心を開く為、練習あるのみでがんばろうと思います。

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